五感で楽しむレトロの聖地・福山自動車時計博物館について徹底解説!

こちらの記事では、広島県福山市にある、福山自動車時計博物館について解説していきます。
前回の記事では、広島県福山市の観光について分析しました。前回の記事はこちら。

福山市とは

福山市は、広島県東部に位置し、岡山県との県境に隣接する中核市です。古くから瀬戸内地域の交通・物流の要衝として発展してきた歴史を持ち、城下町としての風情を残しながらも、産業や文化の中心地として独自の魅力を形成しています。また、近年は「鞆の浦」をはじめとする歴史的景観や、「バラのまち」として知られる都市ブランドの発信など、観光資源の磨き上げにも力を入れています。こうした背景から、福山市は“ものづくりのまち”としてだけでなく、“人が訪れるまち”としての価値を高めつつあります。
福山自動車博物館とは
広島県福山市に位置する「福山自動車時計博物館」は、公益財団法人能宗文化財団が運営する博物館です。国内外のクラシックカーおよびアンティーク時計を中心に、多岐にわたる歴史的資料を収蔵・展示しています。
一般的な博物館とは異なり、展示物に対する「体験」を重視した独自の運営方針をとっている点が最大の特徴です。
展示コンセプトは「乗れ、見れ、触れ、写真撮れ」
福山自動車博物館では、来館者が展示物に直接触れることを許可する「体験型展示」を採用しています。
通常、博物館施設においては保存の観点から接触が禁じられるケースが大半ですが、「乗れ、見れ、触れ、写真撮れ」という方針のもと、展示車両への搭乗や、一部展示品への接触、および写真撮影が全面的に認められています。
視覚情報だけでなく、触覚や構造の確認を通じて、当時の技術や歴史的背景への理解を深めることができるようになっています。
豊富な自動車コレクション
展示車両は、T型フォードに代表される輸入車から、日本のモータリゼーション黎明期を支えたダットサン、マツダ等の三輪トラック、公用車として使用されたセダンなど、多岐にわたります。
特筆すべき点は、多くの車両が走行可能な状態で保存されていることです。敷地内には整備工場が併設されており、経年劣化した車両に対し、専門的なレストア(作業)が継続的に行われています。
単なる形状の保存にとどまらず、エンジン駆動や機械的な稼働機構そのものを維持・継承している点は、産業技術史の観点からも重要です。
時計およびその他の収蔵品
自動車と並ぶ主要展示である時計のコレクションは、壁掛け時計、置時計、塔時計など数千点に及びます。
江戸時代の和時計から近代の機械式時計まで、技術の変遷を体系的に確認できるラインナップとなっています。
また、自動車・時計以外にも、著名人の蝋人形、航空機、南極観測用雪上車、吉田茂元首相ゆかりの品など、幅広いジャンルの資料が展示されており、多角的な視点から歴史風俗に触れることが可能です。
施設概要
| 項目 | 内容 |
| 施設名 | 福山自動車時計博物館 (Fukuyama Auto & Clock Museum) |
| 所在地 | 広島県福山市北吉津町3-1-22 |
| アクセス | JR福山駅北口より徒歩約12分 |
| 公式HP | facm.net |
まとめ

いかがでしたでしょうか。
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