福山市の特産品を紹介！！【グルメ編】

こちらの記事では、広島県福山市について知らない方にとっても魅力や暮らしについてわかりやすく解説していきます。
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福山市とは

福山市は広島県の南東部、広島市と岡山市の中間に位置する広島県第二の都市です。総人口は約45万人、合計特殊出生率においては都市部の中では非常に高い水準を維持している都市です（引用元：福山市人口将来展望分析, 2021年（令和３年）３月, 福山市）。

福山市は、瀬戸内海に面した歴史ある港町であり、その豊かな自然と歴史が育んだ多彩な食の魅力にあふれています。観光客に人気のお土産や、地元で愛されるご当地グルメなど、福山ならではの味わいを堪能できる特産品が豊富に存在します。

今回の記事では、そんな福山の特産品について解説していきます。

鯛料理

福山市の鞆町は、「鞆の浦といえば鯛」と言われるほど鯛で有名な町です。

毎年5月には、約400年伝わる伝統漁法「鯛網（観光鯛網）」を観覧することができます。

市内には鯛めしや鯛茶漬けなど、様々な鯛料理を提供する店があり、多様な鯛料理を楽しむことができます。

特に鞆の浦地域で親しまれる「鯛めし」は、新鮮な鯛の旨味が米に染み込み、香ばしい風味が特徴の郷土料理です。

その他にも、鯛を使った「福山鯛うずみ」や、鯛のおだしをきかせたご当地ラーメン「鞆の浦らーめん」など多種多様な鯛料理があります。

海産珍味

福山市の代表的な観光地である鞆の浦には、ちりめんやいりこなどの海産物が定番土産として人気です。

特に瀬戸内海産のかたくちいわしを使った「いりこだし」は、福山の食文化に欠かせない存在で、その上質な味わいは全国的にも有名です。

福山のおいしい食材を使ったおつまみの総称である「福つまみ」には、ちいちいいかやガス天、そして後述のねぶとや鯛ちくわといった海産珍味が含まれます。

瀬戸内海の新鮮な魚を加工した名物の「鯛ちくわ」や「ガス天」も、豊富な海産珍味として挙げられます。

また、瀬戸内海の新鮮な魚介類を使い、伝統的な製法で作られる福山かまぼこも地元名物であり、特に人気の「えび天」は、地元産の「えびじゃこ」を使い、すり身に練り込んで香ばしく揚げた一品です。

うずみ

「うずみ」は、福山市の伝統的な郷土料理で、具材をご飯で隠して食べる独特の調理法が特徴です。

江戸時代、福山藩の初代藩主・水野勝成の倹約政治の際に、庶民が贅沢品とされた鶏肉やエビを堂々と食べられないことから、秋の収穫を祝う際に具材を飯で隠して食べる習慣が生まれたとされています。

伝統的なうずみの具材には、小エビ、里芋、松茸、豆腐、にんじん、鶏肉、こんにゃく、油揚げなどが使われ、いりこ出汁や醤油で味付けされます。

現代では、鯛を使った「福山鯛うずみ」が人気を集めており、ラーメンやかき氷、弁当など様々なアレンジも楽しむことができます。

うずみは、質素な外見の下に豊かな味わいを隠す、福山の食文化を象徴する料理として再評価されています。

ぶどう（ピオーネ）

福山市の特産品として、ぶどうが挙げられます。

特に福山市の南端に位置する沼隈町で栽培される「沼隈ぶどう」は、広島県最大の生産量を誇る福山特産品です。瀬戸内特有の温暖な気候に恵まれた沼隈町では、約60年前からぶどう栽培が行われ、昭和40年代半ば頃からは町をあげて広大なぶどう団地が整備されました。

農家の努力によって育まれた沼隈ぶどうは、大粒な実と抜群な甘さが自慢で、多くのファンが収穫を待ちわびています。

ネブト

広島県福山市は、瀬戸内海に面した地域特性を活かし、様々な海の幸を特産品としています。その中でも、地元で古くから親しまれ、一度食べたらやみつきになると評判の魚に「ネブト」があります。

福山市の「福つまみ」の一つとしても知られるこの小さな魚は、備後圏域の食文化を語る上で欠かせない存在です。

「ネブト」は、備後圏域を代表する魚で、体長が約5〜10cmと小ぶりなのが特徴です。この小さな魚は、瀬戸内海の穏やかな環境で育まれ、特に夏が旬とされています。頭から骨まで丸ごと食べられるのが特徴で、煮たり揚げたりするだけで、やみつきになるおつまみに大変身します。揚げることでサクサクとした食感が生まれ、ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のお供にも最適です。

福山市の特産品の一つとして、ぜひ味わってほしい逸品です。