広島県尾道市の観光スポットについて徹底解説!
こちらの記事では、広島県の尾道市の魅力についてわかりやすく解説していきます。
前回の記事はこちら。
こんな方におすすめ
- 尾道に住んでみたい
- 尾道の街について知りたい
- 尾道の暮らしについて知りたい
尾道市とは
尾道市は広島県の東南部、瀬戸内海のほぼ中央に位置する都市です。
市の面積の大半が山地であり、平地は尾道水道や御調川沿い、島しょ部の海岸沿いに形成されています。
人口は約13万人で、気候は温暖で降雨量が比較的少ない瀬戸内型ですが、内陸部では温度差が大きい山間部の特性を持っています。
古くから栄えた瀬戸内海に面する港町で、美しい景観と文化的魅力に溢れています。千光寺からの絶景や国宝にも指定されている浄土寺、北前船の歴史が息づく町並み、サイクリストに人気のしまなみ海道など、多彩な魅力を持っています。
尾道市の観光スポット5選
しまなみ海道
しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約70kmのルートで、サイクリング愛好者にとっては「聖地」とも呼ばれるほどの人気があります。この海道は、日本で初めて海峡を横断できる自転車道が整備されており、初心者から上級者までサイクリングを楽しむことができます。
道中には、多々羅大橋や因島大橋などの壮大な橋梁があり、それぞれから眺める瀬戸内海の絶景は圧巻です。また、因島の白い砂浜が美しいしまなみビーチや、イルカと触れ合えるドルフィンファームしまなみなど、各島には歴史や文化を感じられる観光スポットが点在しています。
さらに、しまなみ海道はレンタサイクルが充実しており、気軽にサイクリングを楽しむことができます。自然の美しさと豊かな文化を体感できるしまなみ海道は、日本国内外から多くの観光客を惹きつける魅力的なルートです。
ONOMICHI U2
ONOMICHI U2は、サイクリスト向けの複合施設で、2014年にオープンしました。この施設は、1943年に建てられた「県営上屋2号倉庫」をリノベーションしたもので、尾道の新しいランドマークとして注目されています。JR尾道駅から徒歩約5分の便利な立地にあり、しまなみ海道を訪れるサイクリストたちにとって理想的な拠点となっています。
ONOMICHI U2は、「まちの中のちいさなまち」をテーマに、多彩な施設を備えています。日本初の自転車を持ったままチェックインできる「HOTEL CYCLE」では、自転車を客室内に持ち込むことができ、サイクルスタンドやメンテナンス設備も充実しています。宿泊者にはレンタル自転車も提供されており、クロスバイクやロードバイクを気軽に利用することができます。
館内には、カフェ、レストラン、ベーカリー、雑貨ショップなどがあり、地元の食材や商品を楽しむことができます。さらに、GIANTの直営ショップも入居しており、自転車関連の商品やサービスも充実しています。
千光寺
千光寺は、大同元年(806年)に弘法大師によって創立された広島県尾道市の寺院です。本堂には千手観世音菩薩が安置されており、多くの参拝者が訪れています。本堂まで続く長い階段が有名で、大宝山の中腹にある千光寺からは尾道水道の絶景を一望できます。
千光寺まで登ることも可能ですが、ロープウェイに乗ることもできます。ロープウェイで山頂まで登って景色を楽しんだ後、千光寺に向かって下っていくのがおすすめです。
千光寺周辺には、「文学のこみち」と呼ばれる遊歩道が整備されています。尾道ゆかりの作家・詩人の詩歌や小説の断片などが刻まれた自然石が点在しており、訪れる人々に豊かな歴史と自然を感じさせます。
千光寺の境内には、朱塗りの本堂や龍宮造りの鐘楼があり、特に「玉の岩」と呼ばれる巨岩が有名です。この岩は、かつて如意宝珠が頂上にあり、夜ごと海を照らしていたという伝説があり、千光寺の名前の由来になったとも言われています。
御袖天満宮(みそでてんまんぐう)
御袖天満宮は、広島県尾道市に位置する神社で、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っています。この神社の由来は、道真公が大宰府に流される途中で尾道を訪れた際、地元の人々から麦飯と醸酒を振る舞われたことに感謝し、自らの衣の片袖を裁ってその姿を描き与えたという伝説に基づいています。この袖を祀るために、延久年間(1069年 – 1074年)に祠が建てられ、「御袖天満宮」と呼ばれるようになりました。
御袖天満宮は、受験生や学業成就を願う人々にとって重要な参拝地であり、特に受験シーズンには多くの参拝者が訪れます。また、この神社は映画『転校生』やアニメ『かみちゅ!』のロケ地としても有名で、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
境内には印象的な長い石段があり、この石段は映画の名シーンでも使用されました。さらに、「さすり牛」という牛の像があり、これを撫でると願いが叶うと言われています。
猫の細道
猫の細道は、約200メートルの路地で、艮神社(うしとらじんじゃ)の左側から始まり、古民家が立ち並ぶこの細道は、まるでジブリの世界のような風景が広がっています。
猫の細道は、1997年から作家・宮沢賢治氏と縁のあるアーティストの園山春二氏が始めた「尾道イーハトーヴ」と呼ばれる空間プロジェクトによって創り出されました。(※イーハトーヴとは、理想郷のことで宮沢賢治の造語。)園山氏は、宮沢賢治が掲げた理想郷(イーハトーヴ)を尾道に創ることを決め、アート・町・人・緑を繋ぎ、独自の感性で創造された空間を追い求めています。宮沢賢治といえば東北、岩手が思い浮かぶと思いますが、岩手にゆかりのある「奥の細道」をもじって「猫の細道」という名称になりました。
「尾道イーハトーヴ」は宮沢家からも公認されており、不定期で宮沢賢治氏に関するイベントも行われています。
猫の細道は、改修された古民家とアートが融合している空間で、カフェやバー、小物ショップ、美術館などが点在しています。道中には、「福石猫」と呼ばれる108匹の石猫が隠れており、これらは園山氏が約1年かけて丁寧に制作したアート作品です。
尾道は「猫の町」としても知られ、この路地には多くの地域猫が暮らしています。坂道や石畳の上で寝そべる猫たちと出会えるのも、猫の細道の大きな魅力で、訪れる人々の心を癒しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?尾道市にはここでは紹介しきれないほど多くの観光スポットがあります。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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