広島県福山市の能登原とんどについて解説!

こちらの記事では、広島県福山市の能登原とんどについて解説していきます。

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目次

福山市とは

福山城

福山市は、広島県東部に位置し、岡山県との県境に隣接する中核市です。

古くから瀬戸内地域の交通・物流の要衝として発展してきた歴史を持ち、城下町としての風情を残しながらも、産業や文化の中心地として独自の魅力を形成しています。

また、近年は「鞆の浦」をはじめとする歴史的景観や、「バラのまち」として知られる都市ブランドの発信など、観光資源の磨き上げにも力を入れています。

こうした背景から、福山市は“ものづくりのまち”としてだけでなく、“人が訪れるまち”としての価値を高めつつあります。

広島県福山市の冬の風物詩「能登原とんど」とは?

能登原とんど」は、広島県福山市沼隈町の能登原地区で毎年1月の第2日曜日に開催される伝統行事です。新しい一年の五穀豊穣、無病息災、そして漁業の大漁を願って行われます。

高さ10メートルにも及ぶ巨大な「飾りとんど」が町を練り歩き、最後には激しくぶつかり合うその荒々しい様子から、別名「暴れとんど」とも呼ばれています。

能登原とんどの3つの見どころ

高さ10m!地域が団結して作る巨大な「飾りとんど」

お祭りの主役は、能登原地区の6つの地域(本谷、下組、立河内、鞆路、白浜、桜)がそれぞれ作り上げる巨大な「とんど」です。 木材や竹で組んだやぐらの表面にワラを取り付け、上部には弓矢を模した飾りや、その年の干支の額などが煌びやかに飾られます。高さ約10メートルにもなるこの巨大なとんどを青年たちが力強く担ぎ、子どもたちが支え綱を引きながら田園地帯を練り歩く姿は、お正月の風物詩として親しまれています。

迫力満点!クライマックスの「暴れとんど」

午前中に各地区を練り歩いた6基のとんどは、午後になると旧能登原小学校のグラウンドに一堂に集結します。 寒風が吹きすさぶ中、それぞれが飾りつけの出来栄えや勢いを競い合い、最後にはとんど同士を激しくぶつけ合います。この大迫力のぶつかり合いこそが、「暴れとんど」と呼ばれる所以であり、お祭りの最大の熱狂ポイントです。

ご利益をいただく「とんど焼き」

グラウンドでの勇壮な競い合いが終わると、とんどは各地区へ持ち帰られ、地域住民の手によって焼き払われます。この時、お正月のしめ縄や古いお札、書き初めなども一緒に火にくべられます。

歴史と文化的価値

お正月に門松やしめ縄を燃やす「とんど焼き(左義長)」は日本全国で行われていますが、能登原のように巨大な飾りとんどを担いで練り歩くスタイルは非常に珍しいものです。かつては福山城下や近隣の鞆地区にも似た風習がありましたが、明治から昭和にかけて姿を消してしまい、現在ではこの地域に唯一残る貴重な形となっています。

また、奇観で知られる国の重要文化財・磐台寺観音堂(阿伏兎観音)への奉納行事としての側面も持っています。こうした歴史的・文化的な希少性と地域社会における重要性から、平成8年(1996年)には福山市の無形民俗文化財に指定されました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
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